冬星                                作詞・作曲 尾上明範


夜の街にキラキラ 明かりは灯り
このひととき 星クズを散りばめた街並みは
歩いてゆく人たちと同じ数の幸せ 満ちている

白い吐息 夜空に溶けて行くように消えて
かじかむ手は温もり求めて アナタの手のひらを探している
深い息を飲み込んで 温めた

去年の今頃 色とりどりの木の下で写した写真
少しぎこちない顔で笑う二人
アナタはまだ約束を覚えているかな
雲の先の星に願った

チラチラ舞い落ちる雪の姿
たどる先にアナタの姿 見つけて
フワフワ漂っていた欠片は
一つに重なって 街並みに火を灯した


一人過ごした日々の中 重ねた思い出を
伸ばした髪が会えない時間を物語って
アナタは何て言うかな
マフラーで微笑みを隠した

聞こえるはずの無い声をたどり
いるはずのない影を探して
そんな事を繰り返していたけど
2人繋ぐものを今日はたぐり寄せ
雲の先の星に願った

チラチラ舞い落ちる雪の姿
たどる先に アナタの姿見つけて
フワフワ漂っていた欠片は
一つに重なって 街並みに火を灯した

手をつなぎ 触れる袖口に
小さな雪は滲んで溶けた

チラチラ舞い落ちる雪の姿
たどる先にアナタの姿 見つけて
ヒラヒラ舞い上がる冬の星は
数え切れない欠片を合わせた
キセキの光り




戻る
inserted by FC2 system